★講師:金岡 靖医師(医誠会病院レディスセンター長・婦人科主任部長)
★日時:2016年7月18日(祝日・海の日) 14:00~16:30
★会場:エル・おおさか 本館5階 視聴覚室
★定員:108人(定員になり次第お断りする場合があります)
★参加費:非会員1000円(会員無料)
★事前申し込みは不要です。当日直接会場へお越しください。
子宮内膜症、子宮腺筋症は過多月経や月経痛に悩まされることが多い疾患です。マイクロ波子宮内膜アブレーション(MEA)は子宮内に挿入したアプリケーターでマイクロ波を照射し、内膜組織を焼灼・壊死させ月経血を軽減する治療法。子宮筋腫や子宮腺筋症による過多月経の軽減に効果があり、お腹を切らない治療法です。2012年に保険適用となりました。
講師の金岡靖医師はMEAによる治療の第一人者です。最近はMEAを腺筋症の治療に応用しておられます。子宮腺筋症の方の子宮内膜には、子宮腺筋症組織へと続く管がいくつも開口しており、月経時はそこから出血しているのが観察できるそうです。そこでマイクロ波のアプリケーターを、子宮腔の内膜面から子宮腺筋症組織内へ挿入して、マイクロ波を照射する「マイクロ波子宮腺筋症融解術(MAM)」を行い、腺筋症による過多月経と月経痛の改善を図っています。この方法は子宮筋腫にも効果的で、筋腫核の縮
小がみられるとのこと。
お腹を切らずに、腺筋症や筋腫核が縮小する―腺筋症や筋腫で悩む者には夢のような治療法です。この治療法の適応と限界、治療の実際を詳しくお話しいただきます。
ぜひ多くの方にご参加いただきたいと思っています。