12月12日(土)13:30から開催の立川おしゃべり会にて、11月に続き2回目の医療文献学習会を行います。
今回の文献は、11月と同様に金原出版発行の医療者向け冊子「産婦人科の実際」の中から、2015年7月号の「特集 子宮内膜症・子宮腺筋症ーその新しい展開」に掲載した奈良県立医科大学産婦人科の小林浩医師による「最新の病因論 子宮内膜症の悪性化と分子メカニズム」を取り上げます。
子宮内膜症になりやすい遺伝子をもつ女性がいること、先天的な受精卵の時期、または後天的な胎児期に、ダイエットやストレスなどの母親の体内の環境要因が子宮内膜症の発生に関係するという、「子宮内膜症胎児期発生説」なども紹介されています。
また、子宮内膜症により繰り返し出血することで、子宮内膜症の細胞が遺伝子変異を起こし、それが卵巣チョコレート嚢腫のがん化につながる仕組みの解説があり、非常に興味深い文献です。
今回も分子生物学に詳しいスタッフがキーワードをわかりやすく解説しながら、学習会を進めます。参加者にはキーワード集を配布します。ぜひご参加ください。
事前申し込みは不要です。直接会場の立川市女性総合センター・アイム5階においでください。会員は参加費100円、非会員は参加費1000円です。